【伊丹市の歯科】むし歯があったらホワイトニングができないのはなぜ？

こんにちは。
伊丹市春日丘の歯医者【おがわ歯科】です。

歯科でホワイトニングを行う前には、お口の状態を確認します。
むし歯や歯周病がある場合は、先に治療を行ってからのホワイトニングをおすすめしています。
先に治療を行い、お口が健康な状態になってからホワイトニングを行うのが基本です。

ここでは、なぜ、むし歯治療を優先するのか、その理由についてお話しします。

ホワイトニングよりもむし歯治療を優先する3つの理由

ホワイトニング前にむし歯が見つかった場合、ごく初期のむし歯であれば同時進行できる可能性もありますが、基本的にはむし歯治療を優先します。

1．痛みを伴う可能性があるから

むし歯が神経の近くまで進行している状態でホワイトニングを行うと、薬剤が神経を刺激して痛みを伴います。
歯ぐきに腫れや炎症がある場合も、薬剤がしみて痛みを感じることがあります。

2．詰め物や仮の蓋が外れやすくなるから

むし歯治療が一度で終わらないときは、次の治療までの間、仮の詰め物や被せ物を装着することがあります。
その状態でホワイトニングを行うと、薬剤の影響で接着剤が外れやすくなります。

被せ物が外れてしまうと、汚れや細菌が内部に入り込み、むし歯の悪化や再発のリスクが高くなり、むし歯の治療期間が長引くことになりかねません。

3．むし歯が進行するから

ホワイトニングを優先してしまうと、ホワイトニングを行っている間にむし歯が進行する恐れがあります。
むし歯が重症化すると、歯を削る治療を行います。
削る量が多ければ多いほど、歯にとっては負担となり、歯の寿命にも影響が出るのです。

また、神経にまで感染が広がると神経を取り除く処置が必要です。
神経を失ってしまうと、新陳代謝が行われなくなり、古くなった組織が残って、黒っぽく変色します。

神経を失って変色した場合は、ホワイトニングで白くするのは難しいため、神経を抜かずにすむように、できるだけ早く治療を始めることが大切です。

むし歯治療後にホワイトニングを行うときは

ホワイトニングでは、被せ物や詰め物を白くすることはできません。
その部分だけ色が異なってしまう恐れもありますので、むし歯治療後にホワイトニングを行う予定がある場合は、歯科医師に伝えておくことが大切です。

ホワイトニングを行っている間も、終わってからも、健康な状態をキープできるように、毎日の丁寧な歯磨きと定期検診を欠かさないようにしましょう。

ホワイトニングに関することは、お気軽にご相談ください。